おしらすでござる

800gと550gで生まれた双子の成長記録(+雑記)

NICUから赤ちゃんが退院するまでにするべきこと

どうも、しらすです!


我が家の双子は生まれると同時にNICUに入院しました。


在胎25週で生まれ、800gと550gという極低体重出生児として生まれてきました。


生まれると同時にNICUに入院。そこで5カ月の入院生活を送りました。


今回はその5カ月の間に『しておいてよかったな~』ってことをまとめていこうと思います。


目次

はじめに:NICUに子供が入院するにあたって


子供が小さく生まれてNICUに入院した
子供の臓器に何かしらの異常が見つかってNICUに入院することになった


メチャクチャ不安だと思います。


これからどうなるんだろう
なんでこんなことになってしまったんだろう


考えることもあると思います。


自分のせいでこんなことになってしまった
自分じゃなかったらこんなことにはならなかったんじゃないか


悩むこともあるでしょう。


でも僕から最初に一つ言いたいことは


自分を責めないでほしい!!!


ということです。


たしかに子どもは早く産まれてしまったかもしれない
たしかに子どもに何か異常が見つかってしまったかもしれない


でも治療ができる状態にまでお腹の中でしっかり育てたのはお母さんであり、それを支えたお父さんです。


それだけで十分だと思います。


ウチの双子たちは『【双子のこと】双胎間輸血症候群(TTTS)について。我が家の体験談を書いてみました! - おしらすでござる』の記事でも紹介したように嫁さんが妊娠中に双胎間輸血症候群という病気にかかりました。


治療のかいあってなんとか25週まで妊娠をのばすことができましたが、ひょっとしたら生まれてきても治療のほどこしようのない小ささだった可能性もあります。

産婦人科の先生に超怖い顔で『覚悟はしておいて下さい』と言われたこともあります。


でも結果的に生まれてきてくれて、治療が受けられた。

ウチの場合、次女の心拍が落ちて、緊急で出産になりました。

でも結果的に心拍をとりもどし、この世に生まれてきてくれた。そして治療が受けられた。


僕はこれだけで十分だと思います。


あとはNICUの先生や看護師さんがしっかりフォローしてくれる。最善の治療を受けられる。


この状態までもってこれたママやそれをしっかりフォローしてきたパパはえらいんです!!!


だからもし自分を責めてる人がいるなら『それは違うよ!!!』と全力でいいたいです。てか言います。


NICUに入ったってことは子ども達はこれから治療を受けることになります。


子供と一緒に前を向いて治療していきましょうよ!


親にできることはそれだけですよ。後ろ向いてもいいことなんか何もありません。

子供がNICUに入院してる間に注力すること

それは『治療以外のことをぬかりなくこなすこと』だと思います。

個人的に思いつくのが、以下の通り。

  1. 体調を整える
  2. 睡眠をしっかりとる
  3. NICUで育児教育を受ける
  4. 退院後の準備をする家庭での予行演習をする

1つずつ見ていってみましょう!

体調を整える

当たり前のことなんですが、子供がNICUに入院してると考えすぎちゃうんですよね。


特に最初の1カ月!

子供の命運を祈る1カ月間です。

この1カ月は命にかかわる症状がでやすい期間で、最初の山になります。


それと同時にお母さんは出産したてで体中が痛いし、母乳も届けないといけない。

お父さんは仕事と両立して、子供の面会にも行かないといけない。


ついつい無理をしがちです。

僕もそこそこ無理をして面会に行ってました。

で、NICUで謎の立ちくらみに襲われて、倒れかけたことがあります。


気になるのはメチャクチャわかりますが、体調を整えて面会に行きましょう。

今考えてみると、倒れそうになるまで面会に行く必要はありません。


むしろそこで倒れて働けなくなる方がヤバいです。


NICUでは24時間体制で先生も看護師さんも見てくれています。

安心して預けて、体調を整える。


そして元気に面会に行く。これでいいと思います。



睡眠をしっかりとる

体調を整えることとつながると思いますが、睡眠はメチャクチャ大事です。


特にお母さん。

睡眠量=母乳量に直結しますよ。(嫁さん調べ)

母乳には計り知れない力があります。子供の最高の薬は母乳です。

しっかり寝て、栄養たっぷりの母乳を届けてあげましょう。


心配で眠れない!


ってこともあるかもしれませんが、マジで寝て下さい。


子供が家に帰ってきたら『睡眠時間の尊さ』に気付きます。

でも気付いてからでは遅いんです。だって子供が帰ってきてるんだもん。寝られません。


これはNICUに子どもを預けているからこそ得られる特権です。


メッチャ寝て、元気な笑顔で子どもと面会しましょう!


NICUで育児教育を受ける

5カ月間、双子の娘が退院するまで通ったNICUは人情味あふれるあったかい場所だった! - おしらすでござる』でも書きましたが、NICUは色んな事を教えてもらえます。


それこそ手取り足取り、できるまで徹底的に教えてもらえます。


前述したように無理する必要はありませんが、せっかく育児のプロに教えてもらえるんです。

徹底的に教えてもらいましょう。


回数繰り返すと何でも余裕でできるようになります。


すると子どもが家に帰ってきた時にも焦らず、余裕をもって育児に取り組めます。


『一人目の子どもがいてそんなに時間がとれない!』って人は一人目で育児を経験してるんで、別にいいと思いますが、『初めての育児で何もわからない!』って人はがっつり教えてもらいましょう。


マジで育児が楽しくなりますよ。


退院後の準備をする

NICUで育児教育を受けてると、自然に退院後に必要なものがみえてきます。


ある程度は本とか見て揃えることはできますが、教育してもらってる中で『あ、これも必要だな』ってことが必ず出てきます。

全部揃えときましょう。


あとこれはウチの場合ですが、嫁さんが出産するまでの2カ月間、入院をしていて道具を揃えるヒマがありませんでした。

双子に安定期なんてもんはありませんが、子供がNICUに入院してから1カ月もたてば、子供も嫁さんもメチャメチャ安定期です。


子供が退院するまでの期間で全部そろえておきましょう。


フットワークが軽いんで、いつでもどこでも飛んでいけますよ。


家庭での予行演習をする

子供を寝かせる場所 とか お風呂を入れる場所 とか 普段世話するスペース とか ベビーベッドの置く場所 とか子供がいるつもりで予行演習しとくといいです。


案外やってみると

ベビーベッドって思ってたよりでかい!
お湯の入ったベビーバスが重くてリビングで風呂なんて到底無理!
風呂場で風呂に入れるとなると風呂場が寒い!
夜は2階で寝ようと思ってたけどキッチンがある部屋じゃないと超不便!
キッチンで寝るための敷布団がない!


なんてことが出てきます。


それぞれのご家庭で出てくる課題が違うと思うので、子ども達が帰ってくるまでに思いつかなくなるまで全部の課題をつぶしとくと、子どもが帰ってきてからが超楽です。


子供が帰ってくるとちょっと出かけるだけがかなり大変です。
帰ってきてからすぐの時なんて育児だけしてたら1日終わってますよ。


NICUの看護師さんとかも相談に乗ってくれるので、不安な事とか疑問に思ったことは全部つぶして退院に向けてそなえておきましょう!




まとめ

子供がNICUにいると『育児が大変感』が実感としてわきませんが、子供が帰ってきた瞬間『育児が大変!』に変わります。


子供が心配なのはメチャクチャわかりますが、ここはNICUに子どもを預けてる特権で しっかり休んで 思いっきり寝て 準備をぬかりなくして なんなら育児をプロ級にして 子供を迎えられるようにしましょう。


最初にも書きましたが、子供がNICUに入院したからといって責任を感じる必要はありません。


むしろ、治療を出来るまで在胎させることができた自分をほめてあげてください。


子どもが治療を出来るのは両親のおかげです。


その心配は、子供が帰ってきてから精一杯の愛情にかえて注いであげてください!


以上!