おしらすでござる

800gと550gで生まれた双子の成長記録(+雑記)

初カンガルーケア(初抱っこ)から1年経って思うこと

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どうも、しらすです!


突然ですが、カンガルーケアってご存知でしょうか?


子供がNICUに入院しているパパさんママさんならご存知の方もおられるかもしれませんが、カンガルーケアは簡単にいえば、直接肌と肌がふれあう抱っこのことです。

親の胸の上(素肌)にオムツ一枚の赤ちゃんを乗せて実施します。


ウチの子供たちは小さく生まれているので、このカンガルーケアができるようになるまで2ヶ月かかりました。

というのも子供たちの容態が安定するのに2ヶ月の期間が必要だったんですよね。

で、子供たちの症状が落ち着いてきたタイミングで、先生から『そろそろカンガルーケアをしてみませんか』という提案をいただいたわけです。


その提案を聞いた僕は『初めて子供を抱っこできる!』っていう喜びと、『保育器から出た子供たちを間近で見られる!』っていう楽しみと、『抱っこできるまでに回復してるんだ!』っていう嬉しさが爆発したことを今でもハッキリと覚えています。


ということで、今回は『カンガルーケアについて』と『初カンガルーケアから1年経って思うこと』について書いていこうと思います。

カンガルーケアの様子

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↑カンガルーケアをしている時の写真です


この頃はまだ、母乳を直接注入していたり、酸素の補助をしていたり、点滴を入れていたり、心拍を計ったりしていたので、子供から色んな管が伸びています。


事故が起こらないように、主治医の先生と担当看護師さん2人の3人体制でカンガルーケアをしてもらいました。

カンガルーケアは危険っていう情報もありますが、病院でしっかりした体制で対応してもらえば危なくないし安心です。


ウチの場合は一人につき30分間のカンガルーケアをしました。

カンガルーケアの目的

カンガルーケアは母(父)子ともに大きなメリットがあります。

  • 親の素肌から免疫をもらう
  • 母乳量が増える
  • 親としての自覚が芽生える
  • 赤ちゃんに安心感を与える などなど...

こうやって見ると嬉しい効果がたくさんありますね!

カンガルーケアの感想

初めて間近で見る子供の顔、近くだからわかる子供の匂い、抱っこしてみて初めてわかった子供の軽さ、親になったんだっていう実感、色々な感情が一気におそってきました。


子供は子供で初めて保育器から出て、外の世界に戸惑っている様子。

最初の5分間は体の上でソワソワして全然落ち着きません。

でも、そこから親の温かさを感じとったのか、体をゆだねてくれて、保育器の中では落ち着きのなかった子供たちはスヤスヤと寝息をたてて眠ってくれました。


ずっとこの時間が続けばいいのにな・・・


なんて考えているとアッという間に30分間が終わっていました。


スヤスヤと眠っている子供の体を持ち上げる看護師さん。

子供もカンガルーケアの時間が終わったことに気付いたのか、精一杯の小さな大声で抵抗します。

が、小さな力での抵抗もむなしく、元の保育器の中に戻っていきました。


初のカンガルーケアは僕に(嫁さんにも)かけがえのないものを与えてくれました

カンガルーケアから1年経って思うこと

そんな子供たちも今ではメチャクチャ元気です。


最近、長女はつかまり立ちを覚えました。

寝転んでる僕を支えにして必死に立とうと頑張っています。

それはもう一生懸命にプルプルプルプルしながら頑張ってます。


支えにされる側の僕は、日々長女の重さと戦っています。

気を抜いてる僕の腹筋に両手を置き、全体重を乗っけて立とうとする長女。


ぐはっ!お、重い・・・


で、つかまり立ちが耐えきれなくなって、僕のお腹の上にドーンとのしかかります。


ホンマ重たくなったなぁ


1年前は体に乗られてもメチャクチャ軽かったし、手のひらだけで何十分も支えられました。

今ではただ乗られるだけでもすごく重たく感じます。


1年前と同じカンガルーケアでもこれほどまでに違うとは・・・

それもそのはずで長女は1500g→8100g、次女は1200g→7000gまで大きくなっているんですから。

これが1年間の重み、子ども達が頑張ってきた1年間の重みです。


これから先、いつまでカンガルーケア(という名の抱っこ)をできるかわからないけど、あの時の軽さを一生忘れることはないと思います。


そして、子供の重さを感じる度に『おっきくなったなぁ』って思うんだろうな。


子どもに乗られた時にこんなことを思ったしらすなのでした。


以上!


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