おしらすでござる

800gと550gで生まれた双子の成長記録(+雑記)

【療育イベントの運動会】子供たちの成長が感じられる素晴らしい運動会でした

どうも、双子パパのしらすです。

先日、いつも利用させてもらってる児童発達支援で運動会がありました。

最近は母子分離して、療育はお任せしているので、運動している子供たちを見るのは、かなり久しぶりです。

率直な感想としては『出来ること増えて成長したなぁ~』でした。

準備運動リーダーとして活躍する

『それでは準備運動しま~す!』

スタッフさんの掛け声と同時に始まった運動会。

今回の運動会は『親子で楽しむ♪』をコンセプトに開催されるので、いつもより念入りにウォーミングアップが行われます。

『次女ちゃ~ん!リーダーさんお願いしま~す!』

当たり前かのように前に出て、スタッフさんの横にスタンバイする次女。

(え、ウチの次女、体操リーダーなん!?)

両親の驚きとともに始まった運動会でもありました。

ウチの次女は前に出たり、目立ったりするのが好きなので、テンションを上げるっていう意味でもリーダーにしてもらってるのかもしれません。

どや顔で体操をする次女。それなりに形になってるではないか。

そして、それを見て黙ってない人が一人。そう、長女です。

長女は特に何を言うわけでもなく、呼ばれたわけでもないけど、ススッと歩いて行って、サッと次女のとなりに立ち、同じくリーダーとして体操をしていました。自慢げに。

僕も嫁さんも、前に出て何かをするのが苦手なので、堂々たる二人の態度に『すごいな・・・』と微笑ましくその光景を見ていました。

ルールを理解したうえでゲームをする

今回の運動会、ルールが複雑なものが結構多いんです。

リレーとか障害物競争とか借り物競争とか。

その中でも『ネコとネズミ』っていうルール性の高いゲームが普通にできていたので驚きました。

『ネコとネズミ』はネコチームとネズミチームに分かれてするゲームです。

進行の人が『ね、ね、ね、ネコー!』って言ったらネコチームの人がネズミチームを追いかけます。

逆に『ね、ね、ね、ネズミー!』って言ったらネズミチームの人がネコチームの人を追いかけます。

簡単にいえば2チームに分かれてやる鬼ごっこみたいなゲームです。

普通にルールを聞いたら『なるほど~』くらいで済むんですが、ウチの子たちにとっては『ちょっと難しいんじゃないかな~』って思って聞いてました。

だって理解しとかないといけないことが多い。

  • 自分がネコかネズミかを理解しないといけない
  • 誰がネコで誰がネズミかを把握しないといけない
  • 『ね、ね、ね、ねんど!』とかいうひっかけに対応しないといけない
  • 走って追いかけないといけない
  • 走って逃げないといけない

頭で考えて、体を動かす。

いやぁ、レベル高いですよね。

で、実際にルールを聞いてやってみます。

『ね、ね、ね、ネコ~!!!』

と聞くやいなや、ネコチームの次女が一目散にネズミチームのお友達に向かって走り出しました。

しかも、それがなかなかの速さで、見事ネズミチームのお友達にタッチする!

『おぉ~!すごい!出来てる!出来てる!!』

次女は見事にネコになりきり、ゲームを楽しんでいました。

そして長女。

長女もルールにのっとってしっかりできてたんですが、さらにレベルの高いことを言い出します。

『長女ちゃん、ネコとネズミ言うの、やりたい(進行がやりたい様子)』

(え、そっち!?そっちやるの!?)←両親の心の声

長女って、たまに言うんですよね。『え、あんたがやるの?』みたいなこと。『あんたに出来るの?』みたいなこと。結構言います。はい。

司会してたスタッフさんも『お、おん、じゃ、じゃあやってみよっか!』みたいになってました。スタッフ優しい。

で、いざやらせてみると・・・

『ね、ね、ね、ねんど!!!』

まさかの、いきなりひっかけを言う長女。全員ずっこけです(笑)

その後も『ね、ね、ね、ネコー!!!』としっかりしたことを言いつつ、進行できてました。

自由度の高い環境と、子供の欲求を満たしてくれる環境。

子供の成長を感じるとともに、スタッフさんの優しさを感じた出来事でした。

そら成長するわ。

楽しくなると切り替えができないことも・・・

とてもとても運動会を楽しんでいる二人。

中には待ち時間があったり、楽しいプログラムが終わったりすることもあります。

長女はずっと動いていたい人間。

今回は人数もそこそこいたので、小さい組と大きい組に分かれていました。

『じゃあ、小さい組さん終わったし、次は大きい組さん!』

小さい組と大きい組が入れ替わるそのタイミングに、

『長女ちゃん、まだまだやる!』

なかなか切り替えることができません。

『次は大きいお友達の番やから、長女ちゃんは待つ時間やで!』と言っても、

『やるの!やーるーのー!』と言って聞きません。

見るに見かねてスタッフさんが長女さんを参加させてくれてました。

次に次女。

次女は楽しい時間が終わるのが受け入れられない人間です。

『じゃあ、小さい組さん終わったし、次は大きい組さん!』

自分の時間が終わったと分かった瞬間に、どうやら終わるのが悲しくなったようで、

『う、う、う、うわーん!』

その場で大泣き!

『またすぐ次女ちゃんの順番が来るから、しばらく待ってよ?』

って言っても『いーあーあー!(いーやーだー!)』と言ってなかなか受け入れられません。

どうしても受け入れられなくて、『うわーん』とパニック半分に外の方に走り出してしまいました。

やりたい欲求があるのはすんごいイイことなんですが、今は『やりたい!やりたい!!』っていう気持ちが強すぎて受け入れられない様子。

『楽しむ』っていう前提はあるものの、これからは『切り替える』ってことも覚えていってもらいたいなぁ~。

まとめ:親子共々楽しめました

ちょっとしたハプニングはありましたが、全体的に楽しめた運動会。

特に長女なんて、ずーっと機嫌よく過ごしてくれて、終わった時にはホクホクした顔をしていました。

次女も少しの間、くずれることもありましたが、それは楽しすぎて起こった出来事。

最終的にはすんごい満足した表情で終わりの会を過ごしていました。

親はというと、結構ガッツリ動いたので、かなりヘトヘト!リレーとか玉入れとか綱引きとか。

最後の綱引きなんて『スタッフ+子供vsお父さん』という構図で戦って、全力で引っ張ってもビクとも動かなかったし。

腕も足もパンパンなうえ、完全敗北を味わうという・・・。(負けず嫌い)

それでも、子供たちは最後の最後に勝って『ウェーイ』と喜んでいたので、まぁ、負けるのも良しとしましょうか。(負け惜しみ)

すんごい本格的な運動会でした。

児童発達支援という枠組みで、ここまで本格的な運動会をしてもらえるとは。

それもひとえに子供たちのこと、子供たちが楽しむことを全力で考えてくれているスタッフさんがいてこそ開催できるものなんだと思いました。

このスタッフさん達がいるからこそ子供たちは成長できるんだろうな~。

スタッフさんへの感謝とともに、子供たちの成長を肌で感じた素晴らしい運動会でした。来年も楽しみです。