どうも、双子パパのしらすです。
前回、2歳3ヶ月検診に行った時のことを記事にしました。
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それから2か月後の2019年10月、子供たちが2歳5ヶ月になった頃に、再び小児専門の医療センターで小児科の受診をしてきました。
結果は題名通り、長女が『自閉症スペクトラム症』と診断されました。
自閉症スペクトラム症とは
検診の内容に入る前に『自閉症スペクトラム症』についてすこしだけ。
自閉症スペクトラム症とは…
「先天的に中枢神経系の働き(主として認知の機能)に問題があり、そのために情報伝達がスムーズにいかないことによる社会的・対人的な認知やコミュニケーション能力など広汎な領域における発達の偏りや遅れ」と考えられています。「いくつかの遺伝子の配列異常と、何らかの他の原因が複雑に絡み合って、中枢神経系の働きに障害が起きているのではないか」と考えられています。
引用元:自閉症について
簡単に言えば、『コミュニケーションが上手くとれない』『他人を気にしない』『変わったこだわりがある』『言葉の成長が遅い』など、発達にデコボコがある症状のような感じですね。
ただ、ここら辺は個人差による症状も色々ありますし、簡単に一言で片付けられるものではないので、自分が勉強したことなどは、またブログでまとめていけたらなと思います。
今回の検診は双子の特徴をまとめて行った
2歳3ヶ月で受けた検診の時にも、気になる症状などはまとめていったのですが、今回の検診ではより詳しく、箇条書きにして症状についてまとめていきました。
というのも、小児専門の医療センターで検診を受けるのはこの時で2回目でしたし、言いたいことを言い漏らさないためにも情報をまとめることは必要でした。
なによりもそのまとめた複数の特性から、『何らかの病名が付くなら教えてほしい』何よりもそこが一番知りたかったので、この方法を取りました。
いつまでも楽にならない育児に対して、ふんわりした答えではなく、『病名があるなら病名を申告してもらった方が気持ち的に楽になるのではないか』といった考えのもと、今回の検診は受けました。
双子の特性(2歳5ヶ月時)
ということで、ここからは検診時の子供たちの特性と、特性からの結果を長女と次女に分けてまとめていこうと思います。
長女
特性
- 偏食
- 言葉を話さない(喃語レベル)
- 新しいことをする時(環境の変化)に嫌がって大泣きし、その後に切り替えが上手くできない
- 歯磨き・鼻掃除・散髪・つめ切りを嫌がる
- 粘土・粉遊び・砂遊びが苦手
受診室内の様子
入室した瞬間から10分間は大号泣。一旦おさまるも、その後もすすり泣きをするなどして終始ぐずっている。
先生の様子を観察はしているものの、絶対に近づこうとはしない。
先生の診断
口腔過敏や感覚過敏、また臨機応変面でのコミュニケーションが苦手という特性から『自閉症スペクトラム症』であると診断を受ける。
ただ、診察室内での様子を見ている限り、パニックを起こしている状態(周りを見ない、自分の世界に入っている)ということではなく、周囲を見ながら『嫌だ!怖い!』を親に対して主張して泣いているとのこと。
多動性や知的障害があるのかどうかは、まだ診断がつく時期ではないが、そのような障害が今後出てくるかもしれない。
また、将来的に『発達性協調運動障害』になる可能性もあるとのこと。
対策
大人が手伝える時に『これは安心してできるんだ』と思ってもらえるように、色々な体験をさせ、心の幅を広げていく。
感覚の過敏さにおいても、経験を積むことによって、『嫌な感覚でも耐えられる』『好きではないが触れられなくはない』という方向へ進めていく。
ただし、必ずしもその感覚に慣れてくるとは限らないので、極端に嫌がっている時はすぐに撤退する。
次女
特性
- しっかりと歩けない
- 同じ行動を繰り返す(『よじ登りを繰り返す』や『窓に映る自分の姿を見て、振り付け遊びを繰り返す』など)
- 言葉を話さない(喃語レベル)
- 指先が不器用
- 食べムラがあり、硬いものは食べない。お菓子などの手づかみ食べでのかじり取りが下手で、丸吞みしようとする
- 段差から落ちて痛い思いをしても、全く気にすることなく、また登ろうとする。
診察室内の様子
入室した瞬間は泣いていたが、5分以内には泣き止み、おもちゃで遊んで過ごす。
その後もぐずることなく診察を終える。
先生の診断
『行動を繰り返す』『言葉を話さない(喃語レベル)』『指先が不器用』という特性や『硬いものを食べない』『痛みを感じない』などの感覚鈍麻の部分を見ると『自閉スペクトラム症』の特性はある。
しかし、現段階では発達全体がまだゆっくりなので、『自閉症スペクトラム症』の断定はできない。(長女のように顕著に日常生活を送るのにあたっての困難さが表れていない)
それよりも『発達のゆっくりさ』や『体の使い方』が問題になっている。(『運動協調性障害』なので、リハビリや療育が今後も必要)
『多動症・知的障害』については、長女と同じく、まだ診断がつく時期ではないとのこと。
対策
(前回の8月の検診時と同様)色々な体験を楽しみながら大人と一緒にやっていくことが大切。
まとめ:しらす家、これからも邁進するってよ
以上、『2歳5ヶ月検診の内容』についてでした。
少しずつ発達障害の特性が現れていたので、『ひょっとすると…』くらいの感覚ではいました。
で、今回の検診で、モヤっとしていた部分をハッキリさせるべく、先生に『病名が付くとすれば何ですか?』と質問した結果、上記のような結果が出ました。
長女は『自閉症スペクトラム症』で、次女は『特性はあるものの、まだ様子見』という診断です。
気持ちの面では『ガッカリ』半分、『スッキリ』半分といった感じですかね。
『やっぱり発達障害かぁ…』という気持ちと『通りで成長が遅いわけだ』という気持ちが半分半分。
モヤモヤとした気持ちが完全になくなった訳ではありませんけど、それでも『子供の発達障害と向き合っていかないとな』と気持ちが新たになった瞬間でもありました。
診断を受けてから、療育の先生方に結果を報告すると『くぅー、そっかぁー!』という悔しそうな反応が返ってきました。
この1年間、『子供たちが成長するように』という願いを一心に、一緒に成長を促してくれた先生方ですから、きっと同じような気持ちだったんだと思います。
それでも『これからもっと頑張っていかないといけないね!』と前を向いてくれました。
成長がゆっくりさんな我が家の子供たち。
今までもそうだけど、これからも社会に出るまでに人よりも3倍も4倍も色々な経験をしていかないといけません。(成長が遅いということ=同じ経験を何回もしてようやく身につくということ)
今後も療育の先生の力も借りながら、しらす家は邁進していきますよ!